四十九日法要は、遺された家族にとって追善法要と忌明けを兼ねた重要な儀式です。また友人や知人を参列者として招いて行う法要であるため、挨拶の準備をする必要があります。
本記事では四十九日法要における喪主挨拶と参列者側の挨拶の例文を紹介します。
四十九日法要の始めの挨拶
参列者への謝意とこれから法要を開始する旨を伝えましょう。
故人の名前は喪主との続柄+名前で呼びます。その点はフルネームで書く案内状とは異なるので注意です。戒名を使うこともありますが、寺院との相談が必要になります。
ただし自宅ではなく寺院で行われる法要には喪主による開始の挨拶は必要ありません。
四十九日法要の中締めの挨拶
四十九日法要が終わる際にも喪主からの挨拶を行います。これが中締めの挨拶です。
この挨拶は始めの挨拶に比べて、内容を盛り込んだものにします。
- 参列と法要が終了したこと
- 参列者への謝意
- 今後のお付き合いをお願い
- 会食の案内、締めにあたっての参列者へのお礼
1.参列と法要が終了したこと、参列者への謝意
お陰様で夫◯◯の四十九日法要も無事終えることができました。葬儀に際しましては、皆様に格別のご厚情を賜りながらゆっくりお礼を申し上げることができず、申し訳ございませんでした。改めてこの場をお借りし、御礼申し上げます。
2.今後のお付き合いをお願い
これからも変わらぬお付き合いを、よろしくお願い申し上げます。
3-1.会食がある場合
お時間の許す限り、故人を偲びながらゆっくりとお過ごしいただければと存じます。本日は、誠にありがとうございます。
3-2.会食がない場合
お荷物になって申し訳ありませんが、心ばかりの品を用意しておりますのでお帰りの際にはお持ち帰りいただきますようお願い致します。
なお会食の代わりとして手土産の用意があれば、帰りにお持ち帰りいただけるよう案内を入れます。
四十九日法要の締めの挨拶
会食の後、最後までお付き合いいただいた参列者にお礼の言葉を述べます。
僧侶への挨拶
四十九日法要の際、読経をお願いする僧侶にも挨拶が必要です。
僧侶が到着時、事前の挨拶
僧侶がお帰りになる時の挨拶
なお会食まで同席していただいた場合にはひとこと、「最後までお付き合いくださりありがとうございました」と付け加えると良いでしょう。
お布施やお車代、あれば御膳料を渡すのもこのタイミングです。御膳料とは僧侶が会食を辞退された場合にお渡しする五千円から一万円の金封です。
直接手渡しするのはマナー違反であるため、お布施の文字の正面を僧侶に向けた状態で、お盆に載せて差し出します。一般的に切手盆に載せるのが良いとされていますが、なければ小さなお盆で代用して構いません。
四十九日法要の参列者の挨拶
参列者も来場時や香典袋を渡す時など、主催者側と言葉を交わすタイミングがあります。
当然時宜にかなった挨拶をしなければなりません。
来場時
香典袋を渡す時
来場時の挨拶に引き続き、受付で香典袋を渡します。香典袋は袱紗に包んで持参し、渡すときは文字を相手に向けるようにします。
遺族と対面した時
「ご愁傷様です」という言葉が使えるのは一回忌の前までであるため、注意しましょう。
法典から帰宅する時
る場合には必ずお詫びの言葉を付け加えるようにします。
まとめ
四十九日法要の最中喪主が挨拶しなくてはならないタイミングは多くあります。ただし内容を全て覚える必要はなく、原稿を読み上げる形で構わないとされています。
何より肝要なのは参列者への謝意を伝えることです。挨拶の文章内でもそうした心配りを忘れず、故人にとっても最良の供養を行いましょう。
贈儀計画コラムでは、人生の儀式における皆さまの悩みをサポート致します。
葬儀・介護・相続・お墓・結婚などそれぞれの課題を、情勢に合わせ専門のサポートスタッフがいつでもご相談を承ります。まずはお気軽にご相談ください。
冠婚葬祭セリエンス(贈儀計画コラム運営企業)
電話番号:0120-34-5183 受付時間:9:00-17:00
インターネットでのお問い合わせは24時間承っております。