「一生に一度の結婚式だから、記憶に残るものにしたい!」と願うのは、新婦だけではありません。新婦さんを大切に思う新郎や、友人もまた同じように思っているはずです。そして「記憶に残る結婚式」にするための方法のひとつとして、「サプライズを行なうこと」が挙げられます。今回は、「新郎や友人の立場から、新婦さんへのサプライズをしかけるときの方法とその種類」について解説していきます。
サプライズを行う前に知っておきたいこと
まず、「サプライズを行なう前に知っておきたいこと」について解説します。
- そもそも新婦さんがサプライズを好きかどうかを考える
- 「完全にだれにも内緒」はNG!プランナーさんに必ず相談を
- 準備は事前にしっかりと
ひとつずつ見ていきましょう。
そもそも新婦さんがサプライズを好きかどうかを考える
新婦さんのなかには、「そもそもサプライズが大嫌い」という人も当然います。そのような人にサプライズを仕掛けた場合、楽しい思い出になるどころか、逆に一生に一度の結婚式に嫌な思い出を残してしまいかねません。そのため、事前にその新婦さんがサプライズを好きかどうか(少なくとも嫌いでないかどうか)は確認しておきましょう。新郎の立場であっても友人の立場であっても、新婦さんの趣味や趣向はある程度把握しているはずなので、この確認は簡単なはずです。
「完全にだれにも内緒」はNG!プランナーさんに必ず相談を
サプライズは、「完全に内緒」でとりおこなうべきものではありません。結婚式には段取りがあり、細かくスケジュールが決められていることもあります。そのようななかで当日にいきなりサプライズをねじこんでしまうと、後の予定が崩れてしまう可能性があります。また、場合によっては「サプライズのバッティング」が起こる危険性さえもあります。そのため、サプライズを行なう場合は必ず事前にプランナーさんに相談しましょう。また、友人の立場でサプライズを行なうのであれば、新郎さんにも相談しておくと安心です。
準備は事前にしっかりと
結婚式のサプライズは、やり直しのきかないものです。そのため、事前に準備をしっかりしておくことが非常に重要です。特に多くの人を巻き込むものならばなおさらです。下記ではいくつかのサプライズを紹介していますが、大がかりなものになればなるほど準備期間は長くなります。比較的小規模なものであっても、1か月程度の準備期間は確保するべきでしょう。
友人から新婦さんへ~難易度別、おすすめサプライズ
ここからは、実際に「友人の立場から、新婦さんに仕掛けるサプライズ」の種類を難易度別に紹介していきます。
- プレゼント
- 手紙やスピーチ
- ビデオムービー
- ゲストと一緒にサプライズ
上に行くほど難易度が低く、下に行くほど難易度が高いと考えてください(以下、新郎の場合も同じ)
プレゼント
受け渡しだけで済むし、サプライズが苦手レベルの人でも「受け取るだけ」なので難易度が非常に低いのが特徴です。式の最中に渡すやり方もありますが、新婦控室で渡す方法もあります。後者の場合は式のなかに「サプライズの時間」が組み込まれるわけではないので、プランナーさんを通さずに渡しても問題がないケースが多いといえます。
手紙やスピーチ
友人代表として、手紙やスピーチを行うサプライズもあります(「サプライズ」というかたちではなく、新婦側から依頼されて行うケースもあります)。作成・披露、ともに時間がかからないのがメリットですが、文章を考えるのが苦手な人や、人前での発表が苦手な人の場合は事前に準備をしておいた方がよいでしょう。
ビデオムービー
「新郎新婦の友人たち一人ひとりにインタビューする」「新郎新婦の子ども時代の写真を紹介する」「2人の思い出をドラマ仕立てで紹介する」などのような、コンセプトを持ったビデオを作るサプライズは、新郎新婦にとって長く残る思い出になります。作る側の労力はかなり大きいものですが、現在はパソコンなどを使ってきれいに仕上げられるので、時間があればチャレンジしてみるとよいでしょう。
ゲストと一緒にサプライズ
「友人だけでなく、そこにいる全ゲストを巻き込んで、一緒にサプライズをする」というものです。友人だけではなくほかのゲストも巻き込んで行うものであるため、事前準備が非常に大変です。ただ、会場が一体になって新郎新婦のためのサプライズをするこのイベントを成功させれば、一生の思い出になるでしょう。
【番外編】電報
厳密には「サプライズ」ではありませんが、「電報」も心を伝える手段のうちのひとつです。「結婚式に招かれたけれど、入院中でどうしても参加できない」などのようなときは、祝電というかたちで思いを伝えるとよいでしょう。現在は贈り物と一緒に送ることのできる祝電も出ていますし、オリジナルのメッセージも送れるようになっていますから、上手に使っていきましょう。
新郎から新婦さんへ~難易度別、おすすめサプライズ
ここからは、新郎から新婦さんへのサプライズについて解説していきます。
- プレゼント
- 手紙
- みんなの前でプロポーズ
- ダーズンローズのセレモニー
ひとつずつ見ていきます。
プレゼント
結婚式の記念に残るプレゼントを贈るのが基本です。毎年結婚記念日につけてお祝いができる、数字の入ったメモリアルキャンドルなどがその代表例です。また、新郎の手作りのインテリアグッズなどを贈るのも喜ばれます。「新郎」の立場から贈るものですから、新婦さんの趣味に合わせたプレゼントを選ぶことはそう難しくはないはずです。
手紙
「新郎から新婦さんへの手紙」は、サプライズのなかでも王道といえるものです。今までの思い出やこれからの決意などをしたためた内容にして、その場で読み上げるのが一般的です。手紙での告白は、温かさと厳粛さを持つものであり、新婦さんのみならずゲストにも好意的に受け止められやすいかたちだといえるでしょう。ただ、現在はあえて「電報」「祝電」のかたちで披露するやり方もあります。一般的な手紙に比べてユーモラスさを出しやすく、場を和ませやすいのが電報形式の魅力です。
みんなの前でプロポーズ
「まだプロポーズをしていない」「何度でもプロポーズをしたい」と考えている新郎さんには、結婚式でのプロポーズがおすすめです。みんなの前で新婦さんに跪いて、「結婚してください」などのように告げるのです。サプライズ好きの新婦さんならば喜んでくれること間違いなしで、ゲストも多いに盛り上がるのがこの「公開プロポーズ」です。半面、サプライズが苦手な新婦さんからはマイナスに受け止められることが多いので、この点はよく注意しましょう。
ダーズンローズのセレモニー
ダーズンローズのセレモニーは、「ブーケセレモニー」とも呼ばれるものです。古いヨーロッパの風習で、結婚式に大切な12のこと(努力・信頼・誠実など)を12本のばらに託して新郎さんがまとめて、新婦さんに贈る儀式のことをいいます。一般的なダーズンローズのセレモニーでは、「事前に12人のゲストに1本ずつばらを配っておき、バージンロードを歩く最中に新郎さんがそれをピックアップして、祭壇の前でまとめて新婦さんに愛の言葉とともに渡す」という形式をとります。ゲストを巻き込む分、公開プロポーズよりも少し難易度は高いといえます。しかし成功すれば、ばらの美しさとともに、記憶に残る結婚式となるでしょう。
人生において大きな節目となるのが、「結婚式」です。特に新婦さんはその結婚式のなかでも特別な存在といえます。そんな新婦さんを喜ばせるサプライズの方法を、いろいろ考えていきたいものですね。
贈儀計画コラムでは、他にも結婚式にまつわる記事をご紹介しておりますのでぜひ参考になさって下さい。
贈儀計画コラムでは、人生の儀式における皆さまの悩みをサポート致します。
葬儀・介護・相続・お墓・結婚などそれぞれの課題を、情勢に合わせ専門のサポートスタッフがいつでもご相談を承ります。まずはお気軽にご相談ください。
冠婚葬祭セリエンス(贈儀計画コラム運営企業)
電話番号:0120-34-5183 受付時間:9:00-17:00
インターネットでのお問い合わせは24時間承っております。