結婚式の日取りはどう決める?六曜・季節など基準の解説!

結婚式の日取りの写真3

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結婚式をすることが決まったら、日取りを考えなければなりません。日取りによって金額が上下したり、ゲストの都合も考えなくてはいけないなど、結婚式の日取りは事前に決めることのできる分、あれこれ考えていくと決め辛いものです。ここでは大切な記念日のひとつになる結婚式の日取りを決めるためのポイントについてご紹介します。

結婚式の日取りの決め方

何ヶ月前から決めるもの?

希望の日取りがある場合は早めに式場を抑えることがおススメです。結婚式場を探しはじめる時期の平均は披露宴当日の7~9ヵ月前が多いようです。理由としてはある程度時間をかけて式場の見学・比較をしたり、希望の式場の日程との都合などにより、早めに式場や日程検討をするためです。なお、式場が決定した段階からすぐに打合せが始まるわけではなく、本格的な打合せや準備が始まるのは平均3〜4ヶ月前が一般的です。そのため、日取りにこだわりがなければ、すぐに結婚式を行うことは可能ともいえます。

日取りの良い日

結婚式のような慶事を行うときは、大安吉日に行うというのが一般的です。これは古くから伝わる慣習でのカレンダーに記された六曜(ろくよう)を参考に、結納や結婚式などの重要な行事が行われてきました。六曜は科学的根拠もなく、古い習慣ということもあり、最近では結婚式を挙げる当人達はあまり気にしないというケースも増えているようですが、親や祖父母世代の人は、お日柄を重要視するのが一般的です。六曜の意味を知った上で結婚式の日取りを考える要素として取り入れるか入れないかを決めると良いでしょう。

六曜で日取りの良い日

以下が六曜を元にした人気な日取り順です。

  • 大安 全ての祝い事に吉とされる日とされ、一般的にも認知度の高い良い日取りのため一番人気で予約は激戦です。式場によっては大安は値段が高く設定される場合もあります。
  • 友引 友を引くということから「幸せのおすそ分け」という意味で婚礼に関しては大安に次いで良いとされる日です。午前中と夕方は吉、昼のみ凶とされています。
  • 先勝 先んじれば勝つという意味で午前中は吉、午後は凶とされています。午前中に式を挙げるカップルに人気です。

六曜以外の開運日

六曜以外にも開運日として良い日取りがあります。大安や友引などの開運日を組み合わせればさらに縁起がいいとも考えられ、年に数回しかないタイミングが結婚式になれば最高の運気となるでしょう。以下一例です。

  • 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび) この日に始めたことは、すべて叶うと言われている日です。 「一粒の籾(もみ)が万倍にも実り、立派な稲穂になる」という意味があります。そのため、一粒万倍日は、何事を始めるにも良い日とされています。一粒万倍日は、月に4~6日ほどあります。 
  • 天赦日(てんしゃにち) 天赦日は、日本の暦の上で最高の吉日とされています。すべての神様が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、この日に始めたことはすべて成功すると言われています。天赦日は、年に5~6回ほどあり、特に一粒万倍日と重なる日は最強・最高の開運日と言われています。
  • 母倉日(ぼそうび) 母がわが子を慈しみ育てるのと同じように、天が人間を慈しむ日とされ、何事にも吉日とされますが、特に結婚式や入籍など婚姻にまつわることは大吉と言われています。一粒万倍日同様に月に4~6日ほど、多い月はそれ以上あるので日取りとして設定しやすいです。
  • 天恩日(てんおんにち) 「すべての人に対し、天の恩恵が降りてくる」とされる吉日です。そのためさまざまな慶事と相性のよい日とされています。天赦日は陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)と十干十二支(じっかんじゅうにし)の思想をもとに、季節や干支などの組み合わせから決められます。組み合わせ要素が多いため、年に5~6回しかない貴重な吉日となります。

上記は一例で他にも吉日とされる日はあります。六曜はカレンダーに記載されていることが多いですがこれらの開運日はカレンダーに記載が無い場合が多いので、もし狙うのであればインターネットなどでその年の開運日などを検索してみると良いでしょう。

日取りが悪いとされる日

開運日がある一方で六曜やその他の日取りにも避けたいとされる凶日はあります。以下に解説していきます。

六曜で日取りが良くないとされる日

以下が六曜を元にした不人気な日取り順です。

  • 仏滅 全日において凶とされ、式場においても一番不人気の日です。高い確率で予約が取れ、式場によっては値段が抑えられる可能性があります。
  • 赤口 午の刻(午前11時ごろから午後1時ごろまで)のみ吉で、それ以外は凶とされていますが、実は仏滅よりも悪い日取りとも言われています。
  • 先負 先んじれば負けという意味から式場において人気薄な日取りとされます。午前中は凶、午後からが吉のため、あえて午後からの式を希望するのであれば良いでしょう。

六曜以外に縁起が悪いとされる日

六曜以外に開運日があるように、六曜以外に縁起が悪いとされる日取りもあります。以下一例です。

  • 受死日(じゅしにち・じゅしび)葬儀以外は大凶の日とされ黒日(くろび)ともいわれます。月に2~3日これに当たる日があります。
  • 十死日(じゅうしにち)受死日に次ぐ凶日とされ、婚礼は特に凶とされています。月に2~3日これに当たる日があります。
  • 不成就日(ふじょうじゅび) 何事も成就しにくい凶日とされています。月に4日ずつ不成就日があり、大安と重なる日もあります。一般的には大安を重要視する傾向が多いようですが、気になるようであれば避けるのが良いでしょう。
  • 土用の日(どようのひ) 暦では立春、立夏、立秋、立冬の前後の18日間が土用の日とされています。季節の変わり目となる時期で、新しいことを始めるのは良くないといわれています。婚姻届の提出や結婚式など人生の転機に関わることも避けた方が良いでしょう。

気にしだすと吉日と同じくらい凶日もあり、それらが重なる日も多くあります。凶にこだわりすぎると、選べる日が極端に狭まります。その場合、「凶の影響を懸念し、日取りは吉のみの日にした方がいい」「それぞれの由来が異なるので比較すべきではない」など考え方はさまざまです。いずれにしてもどれも科学的根拠のない占い的なものなので、あまり深く考えず「吉だけ見て、凶は見ない」と考えてみても良いかもしれません。

友引の葬儀を避けるべき?日取りに六曜は関係するのか?

縁起以外に気にするポイント

親族への相談と配慮

日取りを決めるのは当人達の希望が一番ですが、いざ日取りを決めて家族へ事後報告した場合、家族に反対されてキャンセルせざるを得ないといったケースもあります。申し込み後のキャンセルは申込金が返金されなかったり、キャンセル料が発生することもありますので、結婚式の日取りを決定する前に候補日をいくつか検討した上で家族に事前の相談をしましょう。

時間帯の考慮

時間帯は日程以上にゲストに深く関わってくるので注意が必要です。結婚式に招待されるゲストは、ヘアメイクや衣裳など、きちんと整えた上で参加してくれます。朝早い時間帯の式だと早朝のヘアメイクを予約しなければならず、遠方のゲストであれば前泊が必要になる場合もあります。遠方からのゲストが多い人の場合は、宿泊を伴わない日程で挙式スケジュールを組むこともおもてなしのひとつになります。ゲストへの配慮を踏まえ結婚式の開始・終了時間を考えるようにしましょう。

連休や年末年始は避ける

式を挙げる当人たちは祝日は記念日として振り返りやすく、連休中は式前後の仕事の休みも取りやすいといったメリットがあるように感じますが、そういった日はゲストにとっても予定が入りやすく、招待されても困ると感じられてしまいやすいです。年末年始や長期連休、クリスマスなどイベント日の結婚式は避けることをおすすめします。どうしても連休中に日取りを決めたい場合は中日を避けるのが良いでしょう。

お日柄以外で結婚式に人気の日取り

季節

結婚式に人気のシーズンは、春と秋です。暑くも寒くもない時期なので何をするにも心地いい季節です。特にガーデンウェディングや屋外での演出を考えているカップルにとってはとても人気です。逆に人気のシーズンから外れる真夏や真冬は、式場によって費用が抑えられる場合もあります。

曜日

曜日で一番人気なのは土曜日です。一般的に土・日が休日であることが多く、翌日は当人たちもゲストも休息がとれるといった理由があるようです。なお土・日は人気のため、多くの式場は平日よりも高く費用が設定されているケースが多いです。

記念日

二人が出会った日、付き合った日など、当人達にとって大切にしている日にちを希望するカップルも多いです。親族やゲストへの配慮は踏まえつつ、可能であれば大切な記念日を結婚式の日取りにするのも素敵ですね。

語呂合わせやゾロ目の日

結婚式の日取りを縁起のいい語呂合わせで決めるカップルも多いです。結婚にまつわる語呂合わせだと、「11/22 いい夫婦の日」「4/22 良い夫婦の日」などは人気です。また、ゾロ目の日取りも人気です。一番のメリットは、結婚式を挙げた記念日を覚えやすいことです。例えば「3/3」「10/10」などは季節なども含めゾロ目の中でも人気のようです。

まとめ

結婚式の準備は舞い上がって当人たちを基準に物事を進めてしまいがちですが、のちのち変更したいと思っても解約手続きやキャンセル料などが発生してしまう可能性もあります。一生に一度の大切な記念日に「親族やゲスト目線で考えられていなかったと後から後悔する」となっては悲しいですよね。いかに周囲に配慮しつつ、結婚式の日取りを決められるかが、結婚式成功のカギです。あらゆる情況によりもし結婚式の日取りが自分たちの希望にそぐわなかった場合には、入籍日を自分たちだけの都合の良い日としてみるのも良いかもしれません。

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