ウエディングツリーってどんなもの? その特徴と魅力、注意点について

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結婚式のときにしばしば用いられる愛らしいアイテムのひとつとして、「ウエディングツリー」があります。ここではこのウエディングツリーを取り上げて、

  • ウエディングツリーとはどんなものか
  • ウエディングツリーの魅力
  • ウエディングツリーを作るときの気遣いと注意点

について解説していきます。

ウエディングツリーとは、参列者の指印とともに作り上げるアイテムのこと

ウエディングツリーとは、結婚式のときに用いられるウェルカムアイテムのうちのひとつで結婚式に参列する参列者が指を使って作り上げていくものです。木の枝だけが書かれた紙の上に、指につけたインクを参列者が押し当てて、1本の木を描き出します。「指印」を木の葉っぱに見立てて木に葉っぱをつけていくアイテムであるため、「ウエディングツリー」という名前で呼ぶわけです。

ウエディングツリーはもともと、「結婚の承認を参列者が行う」という文化から始まったものです。参列者がその結婚を認め祝福する証として自分の指印を押すという習慣が、現在のウエディングツリーに繋がっているのです。なおここでは「ウエディングツリー」と言っていますが、実際には「木」以外のデザインもあります。たとえば指印を風船に見立てたり、結婚式のときに乗る車にくくりつける缶に見立てたりしたものなどがあります。ただここでは便宜上、「ウエディングツリー」の表記に統一します。ウエディングツリーはウェルカムアイテムの一つであるため、大きめの文房具店などで買い求めることができます。また、通販などで取り寄せることもできます。ただウエディングツリーはそれでほど難しい作りをしているものではないため、自分で作ることも可能です。「手作りのウエディングにしたい」「できるだけお金をかけたくない」という人は、自作でウエディングツリーを作ることを考えてもよいでしょう。

ウエディングツリーは、世界でたったひとつの木

ここからは、ウエディングツリーの持つ魅力やメリットについて解説していきます。

  • 参列者と一緒に作り上げる唯一無二のアイテム
  • 参列者に楽しんでもらうことができるし、参列者の思い出にもなる
  • デザインの自由度が高く、2人に合ったものを選べる
    ひとつずつ見ていきましょう。

参列者と一緒に作り上げる唯一無二のアイテム

ウエディングツリーは、その結婚式に出席した参列者によって作られるものです。多くの場合インク(やシール)は複数種・複数色用意されますが、そのなかからどの色を選び、どこに色を配するかは、参列者の自由です。そのため、ウエディングツリーはこの世に二つと同じものが存在しないアイテムに仕上がります。つまりウエディングツリーは、参列者とともに作り上げる唯一無二のものとなるのです。

参列者に楽しんでもらうことができるし、参列者の思い出にもなる

ウエディングツリーは、新郎新婦のためにあるものです。ただそれと同時に、参列者の記憶に深く刻まれるものでもあります。ウエディングツリーはそれほどメジャーなものではないため、多くの人にとってウエディングツリー作りは初めてとなる経験です。物珍しさと祝福の気持ちから非常に好意的に受け止められますし、ウエディングツリーを作ること自体を楽しむ人も多いことでしょう。

デザインの自由度が高く、2人に合ったものを選べる

ウエディングツリーは非常にデザインが豊富です。一口に「ウエディングツリー」といってもそのデザインはとても幅広く、選びがいがあります。また上で述べたように、「ウエディングツリー」といっても、実際には木の形ではなく、風船などを作り上げていくデザインもあります。少し絵心のある人ならば、自分で作ることも決して難しくはありません。ウエディングツリーはデザインの自由度が非常に高く、新郎新婦という「主人公」の好みに合わせたものを選べるのも大きな魅力です。そのため自分の好きなデザインを選んで「世界でたった一つの思い出作り」をすることができるものです。また、参列者にも楽しんでもらえるアイテムであるうえ、価格帯も非常に幅広いもの(500円以下のものから30,000円を超えるものまであります)ですから、結婚式の会場に積極的に持ち込むようにするとよいでしょう。

ウエディングツリーを作るときの気遣いや注意点について

このようにメリットの多いウエディングツリーですが、扱う場合には注意点あります。

  • 手の汚れにどう対応するかを考えなければならない
  • 「指印」を嫌う人もいるう
  • ウエディングツリーは時間配分が難しい
    ひとつずつ見ていきましょう。

手の汚れをどう対応するかを考えなければならない

ウエディングツリーの注意点のなかでも特に気を付けるべきことは、やはり「手の汚れ」でしょう。ウエディングツリーは、その性質上、「指印で」作ることになるものです。そのため、参列者の手は当然汚れます。万が一それがドレスやタキシードについてしまった場合、後の手入れが非常に大変になります。
そのため、新郎新婦は事前にウエディングツリーの側にウェットティッシュを置いておくなどの対応をしておいた方がよいでしょう。また、水性のインクを使うのもひとつの手です。また現在は指印ではなく、シールタイプを選んだり、スタンプを選んだりする方法もよくとられています。なおスタンプは複数の色で用意し、それぞれの色に意味(「優しさで包まれますように」「愛情たくさんの家庭になるように」など)を持たせて配置しておくとよいでしょう。

「指印」を嫌う人もいる

ウエディングツリーはスタンプやシールでも代用できますが、基本的には「参列者が、自分の指にインクをつけて、紙に押し当てるもの」です。
日本において拇印は特別な意味を持ちます。契約書などに押されることもありますし、金銭の授受の証明のうちのひとつとしても使われます。このような性質を持つ指印をほかの人にさらしたり、新郎新婦の思い出グッズとして利用されたりすることに躊躇する人もいます。

ウエディングツリーは時間配分が難しい

最後に挙げるウエディングツリーの欠点は、「時間配分が難しい」というものです。ウエディングツリーは多くの場合、受付に置かれています。そのため、受付の前後でウエディングツリーを作ることになります。結婚式の受付は混むこともよくありますが、それに加えて、「ウエディングツリーを作るための列」が発生してしまうことになるのです。しかもウエディングツリーは、「ひとつのものを参列者と一緒に作り上げるもの」であるため、分散してもらうこともできません。そのうえ、「カラーリングによって意味を変えるタイプのウエディングツリーにする」とした場合は、参列者がカラー選びをするための時間も必要となります。

ウエディングツリーは上で挙げたデメリットや注意点があるものの、基本的には大勢の人に好意的に受け止められるものです。物珍しさもあって、「参列者を楽しませる」という意味も持ち得るものです。値段の幅が非常に広く、デザインも非常に豊富で、選ぶ楽しみもあります。また、自分で作り上げることもできます。「ゲストと一緒に作り上げる、たったひとつの思い出のウェルカムアイテム」を考えている人は、ウエディングツリーを選択肢のひとつにするとよいでしょう。

そのほかウエディングの準備で慌てないためにサイト内ではウエディングノートの書き方をご紹介している記事もございますのでぜひ参考になさってみてください。

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